木は生育してきた縦向きからの力には強いのですが、横向きからの力に弱いという弱点があります。つまり、縦向きに使う柱では強度が期待できますが、横向きに使う梁では強度が不足してしまいます。そこで、梁に木材と鉄骨を組み合わせたテクノビームを開発。この新しい複合梁で、木造住宅の弱点をカバーします。
テクノビームは、軽量H型鋼を芯材に、上下を木(集成材)で挟んだサンドイッチ構造が特長。このテクノビームの強度と信頼性の高さが、テクノストラクチャーの強さにつながっています。
梁は荷重によってたわみが生じます。木の梁は長期間の荷重によってクリープ変形という現象が起こり、引き戸の開閉がしづらくなるといった不具合が生じます。しかし、テクノビームならこのクリープ変形がほとんど進行しません。